抗がん剤の抜け毛の対策は？

抗がん剤を服用することで抜け毛が出てしまう原因としては、抗がん剤の働きにあります。

 

抗がん剤とは、がん細胞をふくめて細胞分裂が活発に行われている細胞にダメージを与える効果を持った薬になります。

 

この細胞分裂が活発に行われている細胞の中に、髪の毛の元になっている毛母細胞があるので、抜け毛が増えてしまうのです。

 

髪の毛以外にも、眉毛やまつげ、体毛に関しても抗がん剤の影響を受けることになるのですが、髪の毛の細胞は最も細胞分裂が盛んに行われる細胞であることから、大きな影響が出てしまうのです。

 

ただし、上でも書いたように抗がん剤治療が終わって半年ほど経過すると、ショートヘアにできるくらいまでには髪の毛が伸びるとされていて、1年後にはほぼ元の長さになるとされています。

 

現在のところ、残念ながら抗がん剤治療による脱毛の有効な予防法はないとされています。

 

基本的に上でも書いたように、毛髪の成長そのものが阻害されてしまうので、育毛剤などを使っても意味がないので、今のところは有用な予防法はないのですが、頭皮や精神的なストレス面の負担をなるべく減らすことで、ある程度は抜け毛を抑制することが出来るそうです。